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手彫りの印鑑と機械彫りの印鑑の違いを解説【何が違う?】

2019年11月23日

手彫りの印鑑と機械彫りの印鑑の違いを解説【何が違う?】

 

従来は小さな印章店などで、店主が手彫りで印鑑を彫っていました。

時代は流れ、現在流通するほとんどの印鑑は機械彫りが主流なっています。

当たり前ですが、機械で彫る事で早く・安い印鑑が作れるからです。

 

沢山の印鑑が早く安く作れる為、私たちが手にする印鑑はほとんどが機械彫りになってしまいました。

 

ポイント

今回の記事は、手彫りの印鑑・機械彫りの印鑑の違いについて解説してます。

 

 

 

手彫りと機械彫りの違い

印鑑の彫刻の方法として大きく分けて2種類あります。

手彫り機械彫りかです。

 

ただこの手彫りを更に細かく分類すると、全部で3種類になります。

  • 機械彫りの印鑑
  • 完全手彫りの印鑑
  • 手仕上げ(手彫り仕上げ)表記は色々

 

それぞれ彫り方の特徴を解説していきます。

 

機械彫りの印鑑

一般的に市場で流通している印鑑は、何も表記がない限りはほとんどが機械彫りです。

現在では手彫りの場合、付加価値としてあえて表記するようになっているからです。

 

機械彫りの流れとしては彫刻する名前のデータ作成し、印鑑を彫り終える迄の全て機械で行います。

その操作やデータ作成等の調整を人が行うだけです。

 

ちなみに100均等にある認印は機械彫りでもありません

予め名前の型が用意されていて、その型に当てはめて作るのでもっと簡易的です。

こちらは同じ印鑑が大量生産出来るため、登録用の大事な印鑑には向いてはいません。

 

完全手彫りの印鑑

読んで字のごとく完全に手彫りの印鑑です。

お客様の名前から彫刻する文字を選び、印鑑に彫る形を手書きします。

その手書きの見本に添って印鑑を彫刻していきます。

 

手書きであるが故に同じ物が二つと出来ない良い印鑑が出来上がります。

この手書きの印影デザインこそが手彫りの全てを左右すると言っても良いでしょう。

 

また、手書きであることから作り手によっても様々に変化します。

こうしたある意味での【ゆらぎ】が1つ1つの印鑑の独自性となり、手彫り印鑑の優位性となります。

 

ただ、手彫りと謳って印鑑を販売している所でも、実際は手仕上げだったりするので次に解説します。

 

手仕上げ(手彫り仕上げ)表記は色々ある

手仕上げと謳っている印鑑は、手彫りと機械彫りの印鑑の中間に存在します。

ある一定のことろまで機械で彫る、または一部分の工程を機械で彫ると言ったものです。

この手仕上げの定義は捉え方によって様々あり、印鑑を買う人にとっては非常に分かりづらい表現です。

 

手彫りと機械彫りの印鑑の優劣

一般の消費者にとっては、手彫りの印鑑・機械彫りの印鑑と言われても何がどう良いのかわかりにくいですね。

 

それぞれの特徴を分かりやすく表現してみます。

手彫りの印鑑は手作りであなただけの印鑑を作る
機械彫りの印鑑は同じものが出来る可能性もある

という特徴があります。

 

全ての工程が機械彫りの印鑑は、同じ設定で彫刻する事で同じ印鑑が彫れる可能性があります。

と言う事は、機械彫りよりも手彫りの印鑑が優れている事がわかりますね。

大事な印鑑は唯一無二である事がもっとも望ましいです。

パソコンに予め登録されたパターンで作成する機械彫りよりも、1つ1つ名前に合わせて作る手彫りの印鑑の方が良いと言う事です。

 

再度手彫り印鑑の定義について解説し、その上で手仕上げの印鑑を解説してみます。

 

完全手彫りの印鑑の定義

まず完全手彫りの印鑑の定義として、基本的に電動の工具や、彫刻する機械を使用しないという事があります。

印鑑の彫刻はまさに職人技という言葉がふさわしく、技術の習得に数年~数十年とも言われています。

 

また印章彫刻技能士という資格試験があり、1級、2級とあります。
1級の印章彫刻技能士ともなると、資格を取るのに7年以上の実務経験などが必要です。

 

こうした職人技を持って手彫りの印鑑とは出来上がるものなのです。

 

それでは手彫りの印鑑の工程について解説します。

手彫りの印鑑についてはおおよそ3つの工程に分けることが出来ます。

 

字入れ

字入れは印影の形を作る重要な役割を持っています。

ここが作り手の特徴が顕著に出る、手彫り印鑑の特徴的な作業です。

版下などと呼ばれる印影と元となる形を書きます。

それを元に印材に書き写し、印鑑を彫る工程に移ります。

 

荒彫り

印鑑の彫刻要素の中で、重要ではない唯一の行程です。

勿論下手な彫り方では印鑑の仕上がりを損ねますが、印鑑に不要な部分を削り取るだけの作業です。

手彫りの場合、ここを弟子や力量の低い者に任せることが多くあります。

 

仕上げ

印刀(いんとう)を用いて、印鑑が綺麗に捺印できるよう仕上げを行います。

仕上がりに影響する為、重要な役割を持っています。

 

手仕上げの定義が曖昧である

印章業界でも以前物議を醸し出した手仕上げという表現についてです。

 

どういう事かというと、まず手彫り機械彫りの2つの手法があります。

そこに手仕上げという表現が加わり、その線引きが非常に曖昧な現実があります。

明確な規定が無いので、販売しているお店やサイトによって手彫り印鑑の定義がバラバラなのです。

 

注意点として先に書いておくと、手仕上げと表記しているもの全般を否定しているわけではありません

 

ですが現実問題として、ほとんど機械彫りなのに手仕上げと謳っている所もあるので注意が必要です。

最初から機械で一通り作業した後に、最後に少しだけ手を加えたものを手仕上げと呼んでいたりします。

 

実際、この手仕上げの定義は曖昧で機械彫りの物と、手で彫る工程を組み合わせたものという位しかありません。

 

所によっては、手仕上げと言ってもほとんど機械彫りのような場合があります。

所によっては、ほとんど手彫りで荒彫りという行程を電動工具を使うといった程度だったりします。

 

明確な規定も無く、機械彫りを手彫りと謳っても罰則がない為、販売店を信用するしかないのが現状です。

 

 

手仕上げの見極め方法

それでは、質の良い手彫りの印鑑の見極め方法は無いのでしょうか?

 

まず手彫りと機械彫りではかかる労力がまったく違います。

手彫りなのに当日、翌日発送という場合はほとんどが機械彫りメインの印鑑だと思って良いでしょう。

 

また手彫りと謳っていても、あまり金額が変わらない場合も機械彫りがメインだと思った方が良いと思います。

目安としては、手彫りの場合には最低5千~1万円位の費用が上乗せされてきます。

逆に言えばそれ位の差が無い物は機械彫りがメインだと思っても良いでしょう。

 

かかる手間と労力が大きい為、手彫りよりも機械彫りが主流になってきました。

なのに、機械彫りと大差ない時間と費用で用意出来る訳はないからです。

 

実績のある所で買う事が必要

これまでの事から、サイトやお店で【手彫りの印鑑】と謳っていても、その実態はバラバラであると言えます。

先程書いた通り、ほとんど機械彫りの印鑑を手彫りと謳っても罰則はありません。

 

価値のある手彫りの印鑑を買うなら、出来るだけ実績のある所で買う方が良いでしょう。

  • 手彫り印鑑をする方の名前が実名で公表されている
  • 彫刻の証明書が添付されている
  • 明確な彫刻についての説明がある

そういった要素を確認する必要があります。

 

まとめ

今回は手彫りと機械彫りの印鑑の違いを解説してきました。

最後に改めて特徴をまとめてみます。

 

印鑑の彫刻方法には手彫りと機械彫りがある

手彫りの印鑑は1つ1つがオリジナルである

本来、手彫りは職人技で費用も日数も掛かる

それを安く早く提供しているのはほぼ機械彫り

 

手彫りで作る印鑑は、実印や銀行印等の大事な印鑑に向いています

と言う事で次回は手彫り印鑑について記事を書きます。

 

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