印材

印鑑の材質や耐久性についての解説【印鑑の素材選びで最も重要な事】

 

印鑑の材質や耐久性についての解説【印鑑の素材選びで最も重要な事】

 

印鑑の材料とするものを「印材(いんざい)と呼びます。

印材は印鑑の寿命を左右したり、綺麗に捺印出来るかなど非常に重要な要素を担っています。

ここをおろそかにすると、良い印鑑は選べません。

印材とは何か?何を選ぶのが良いのかについて解説します。

 

 

印鑑の材質の一覧

印鑑を作る時に選ぶ項目の一つに「材質」があります。

材質選びはとても重要で、印鑑の押印の良し悪しや寿命にも影響してきます。

印鑑の用語としては「印材(いんざい)」と呼んでいます。

 

とはいえ印鑑に使われている印材には馴染みのないものばかりです。

どれを選んで良いのかわからないという方も少なくありません。

そこで印章販売を生業としている私がおすすめをご紹介したいと思います。

まず印鑑の材質にはざっとこのようなものがあります。

  • 象牙
  • チタン
  • オランダ水牛
  • 黒水牛
  • 天然黒水牛
  • 天然石素材
  • 樹脂素材
  • 彩樺
  • 本柘
    等々・・・

これは主な一部ですが、近年印鑑の材質は多種多様でそれぞれ特徴なども違います。

ではどういった素材を選ぶことが良いのでしょうか?

 

印鑑の材質選びで最も重要なのは「丈夫で欠けにくい素材を選ぶ」ことです。

 

一生使い続ける印鑑は耐久性が高く、経年劣化しにくいものを選びたいですね。

 

印鑑の材質の特徴

ではそれぞれの材質において、特徴を簡単にグラフにまとめてみます。

これは明格な数値というよりは目安と思って下さいね。

印鑑の材質による強度・価格分布図

一覧でご紹介した素材を重要な要素である「価格」と「耐久性(丈夫さ)」を図で表してみました。

それぞれ特徴ごとに分布させるとこのようなバランスになりますので、ここから更にわかりやすく分類してみたいと思います。

以下のグラフを見て頂くと、ザックリ3つのグループに分けることができます。

 

印鑑の分布を見て分類を分けた図

質の高い丈夫な素材

  • 象牙
  • チタン

質の高い丈夫な素材は、いわゆる実印などにふさわしい「象牙」や「チタン」等の材質です。

とにかく丈夫で他の材料には引けを取りません。

また見た目においても重厚感、存在感、信頼性などを表現できるおすすめの材質です。

象牙においては、1本の牙からの取り方によって様々な種類があります。

その取り方で品質や希少性も異なり、数十万円の印鑑というものも存在します。

よく社長さん等に立派な手彫りの高級象牙や、横目芯持ち象牙などをご用意させて頂きました。

印鑑も一つのステータスに成り得る材質と言えます。

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ほどよくバランスの良い素材

  • オランダ水牛
  • 黒水牛
  • 天然黒水牛
  • 天然石素材
  • 樹脂素材

もちろん丈夫で品質の良い印鑑が最良ではありますが、あなたがお使いになる上でのベストな材質とはどんなものでしょうか?

ただお金をかければ良いというものでもありませんし、また丈夫な物が全てでもありません。

多少の耐久面などでは劣っていても、色合いや模様が美しい印鑑も存在しています。その他にも良い材質の印鑑はたくさんあります。

天然石や樹脂をはじめとした印鑑や、黒水牛の印鑑も丈夫で良い材質です。

価格が先ほどの象牙やチタンより安い事が、よく市場に出回っている大きな要因でしょう。

安い素材は嫌だけど、そこまでお金もかけなくないという時は、これらの材質がおすすめです。

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とにかく安く作れる素材

  • 柘(つげ・あかね)
  • 本柘(ほんつげ)

とにかく安く作れることが特徴です。

よく実印などを急ぎお作りするお客様のなどで、今回しか使わないから‥。と言ったお声を耳にします。確かに、そういったケースもあると思います。

出来れば品質の良い印鑑をおすすめはしたいですが、単純にお値段が安いものが良いというお客様もいるのも事実です。

そんな時は柘や彩樺などの木材が安く印鑑を作れますのでおすすめです。

 

下記は、私が運営するショップサイトです。

実印ことならはんこ屋さん21

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