

はじめから実印として存在している印鑑はありません。
そういう作り方をした後、印鑑登録を済ませた印鑑を実印と呼びます。
この記事では実印の大きさで、男性のおすすめサイズについて解説しています。
目次
実印の大きさは既成品には無い
既成品の印鑑しか使った事がない人によくあるお話です。
鈴木さんとか佐藤さんとかの実印が、そのまま売られていると思う方がいます。
実印としてオススメなのは直径が15.0mm~18.0mm位のサイズです。
この位のサイズは既成品には無いので、注文して作成しなければなりません。
既成品の印鑑のサイズは10mm前後が多く、あっても12.0mm位の大きさです。
実印や銀行印などの大事な印鑑は、この既成品を使わないことをおすすめします。
何故既成品の印鑑を登録しない方が良いのでしょうか?
例えば、既成品の印鑑を買って登録したとしたとします。
それがどこでも手に入るような印鑑なら、あなたの実印がどこでも手に入ることになります。
ですから、実印は既成品に無いような作りの印鑑を作ることが大切です。
そうすれば誰かが悪意をもって不正に取引しようと思っても出来ません。
印鑑を難しく作ることは、例えるなら暗証番号とかパスワードみたいなものですね。
他人が簡単に用意出来ないものを使う事で、不正を働きにくくする。
そういうイメージです。
だから既成品の印鑑じゃない方が良いってことです。
参考
余談ですが、世の中に流通している印鑑は10.5mmから始まって1.5mm単位で用意されています。
そうすると、10.5・12.0・13.5・15.0・16.5・18.0といった6パターンに分類される事が多いです。
ちなみに18mmの次は21mm・24mmの3mm刻みになります。
実印は15mm以上のサイズがおすすめ


例えば「鈴木一郎」さんのような簡単なお名前だったとしも、フルネームの既成品の印鑑は売っていません。
ちなみに名字の数は30万種類とも言われています。
これは珍名さんも含めての数なのですが、主要な名字だけをピックアップしても4万名字とかそれくらいの数があります。
これだけ膨大な数となると、お店の方も既成品は名字だけしか用意出来ません。
その膨大な数の名字×名前の印鑑となれば、既成品に存在しない「あなただけの印鑑」が出来上がります。
この理由から実印を作るならフルネームが良いとされる理由です。
ここがまず一つの大事な印鑑の考え方になります。
そうすると、印鑑に彫る文字数が増えるので自然とサイズの大きい印鑑になります。
日本人なら名字も名前もせいぜい3文字までが一般的です。
フルネームを彫る時に適したサイズが15mm以上となり、実印におすすめのサイズでと言えます。
これは男女両方を含んだ考え方ですので、実印の大きさは男性なら16.5mm~18.0位がオススメです。
男性向けの実印サイズと女性向けの実印のサイズ

男性のサイズと女性のサイズ
さきほど実印に使うサイズが15mm以上が良いとお伝えしました。
これは実印と言う視点での話です。
ここから更に男性向けと、女性向けの実印サイズのお話になります。
時として女性も実印が必要となります。
わりと古風な考え方で、女性のサイズより男性の実印はサイズを大きく作るのが一般的です。
ですから実印の大きさとして男性によくオススメするのは16.5mm・18mm以上のサイズです。
実印のサイズについて詳しく知りたい方は下記の記事を参照して下さい。
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役職や社長クラスは大きい印鑑を使う
たまに会社でも、大きい印鑑を使ってる人いませんか?
課長や部長さんとかどうですか?
私は社長さんを相手にする事が多く実印を御用意するのですが、皆さん18mmをよく選ばれます。
まぁ見栄がなくはないと思いますが、男なら堂々と立派な印鑑を使いたいものです。
逆に会社で使う場合、認印は無駄に大きいものを使わないようにしましょう。
立場を超えて大きいものを使ってしまうと、非常識だと言われかねません。
ですが、実印なら誰かの目を気にする必要はありません。
現在、もしくは将来の一家の大黒柱ですから立派な印鑑を用いましょう。
服装や身なりと同じように、第3者からの目を意識できるのが出来る男ですよね。
15mm以下じゃ実印にならないの?
そんなことはありません。
各市区町村で決められている実印登録出来る印鑑のサイズは8mm以上、25mm以下の印鑑です。
ですから15mm以下の印鑑でも実印登録は出来ます。
ただ10mmの印鑑にフルネームを彫刻するのは難しいです。
というか出来ないと言えます。
ですから、フルネームで作るなら最低限13.5mm~もしくは15mm位のサイズが欲しいですね。
実印は長年使うモノ
実印は長く使う物です。
よく言われるのが、「実印は一生ものです。」
これは誇張でもなんでもなくて、男性なら名字も変わることはほとんどありません。
そうするとフルネームで作った印鑑は、一生使い続けることになります。
大きな買い物の代表例として、家や車があります。
家や車であったとしても、買い替えはあります。
でも、印鑑だと特に必要がなければ買い替える必要がありません。
先々、何十年と使い続けられるのが印鑑の特徴でもあります。
とはいえ印鑑も所詮「モノ」ですので、永久的とは言えません。
その時に重要になってくるのが印鑑に使う材料です。
印鑑に使う材料の丈夫さは重要な要素です。
とりあえず安い印鑑でいいやと思ってると、ふとした時に欠けてしまう事だってあります。
基本はより丈夫な材料を選ぶ事が印鑑の基本のキになります。
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実印の大きさ選びで男性に向けた記事のまとめ
実印を作るならサイズが15mm以上がオススメです。
更に言えば、実印の大きさは男性が作るなら16.5mm~18.0mm位が良いです。
簡単にまとめますと以下のようになります。
ポイント
- 実印は既成品でなく作るもの
- フルネームが良いからサイズが大きくなる
- 男性なら16.5mm~18mmが良い
印鑑は、その用途によって考え方も異なり、作成する上で様々な事を決める必要があります。
正しい知識を持って、より良い印鑑を作って下さい。
実印の定義などについては下記の記事で詳しく解説しています。
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