ポイント
- 今回の記事では「何故印鑑が、種類ごとに使い分けた方が良いか」について解説していきます。
- 率直に結論のみ知りたいという方は、「印鑑の使い分けはリスク分散の為に必要」という事です。
個人の印鑑の種類は3つある
まず印鑑の種類は使用目的別に「実印」、「銀行印」、「認印」に分けられます。
ただ、人によってはいつでも同じ印鑑で済ませてしまっている場合があります。
そうすると印鑑に種類があると言われてもピンとこないかもしれません。
ですが、本来はそれぞれ使い道に応じた作り方などがあります。
届け先でざっくり簡単に説明すると下記の3種類です。
- 実印・・・住んでいる自治体に登録する
- 銀行印・・口座を開設する銀行に登録する
- 認印・・・普段、日常的に使用する
ここでは詳しくを解説すると少々長くなってしまいます。
詳しく知りたい方は、それぞれ下記の記事を参考にしてみて下さい。
まず印鑑には3種類があります。
その印鑑を目的別に使い分けずに、同じものを流用してしまっている方がいます。
そういった方は色々とリスクが高いと言わざるをえません。
理由を解説していきます。
印鑑を3種類に使い分ける理由

印鑑を3種類に使い分ける理由
印鑑を使い分ける一つの理由として、印鑑の押した跡に残る印影を晒さないという理由があります。
少し表現が難しいのでもう少し詳しく書きます。
朱肉を付けて、紙にあなたの印鑑を押した跡を印影(いんえい)と呼びます。
印影が分かれば、あなたの印鑑がどういう形がわかります。
ここで運命の分かれ道です。
例えば、今押した印鑑が実印・銀行印だったとします。
押したものが100均等に置いてある三文判だったらどうでしょうか。
他人が三文判であることに気づき、それを探そうとするかもしれません。
押された印影と見比べて、同じものが手に入ってしまう可能性が出てきます。
最悪の場合、それで借用書を作ってしまったり、不当なローンを組んでしまう事も起こり得ます。
そんな事ないよ。
という方も多いのですが、身内でそういう事が起きた例もあります。
不当な事をするのが他人だけとは限りません。
むしろ、お金がらみでもめるのは身内の方が多いのも事実です。
どんな時も100%はありませんが、なるべくそうならないようにするにはどうしたら良いでしょうか?
ポイント
この事が印鑑を使う目的ごとに種類分けし、使い分ける理由です。
それぞれ、目的別に印鑑を用意して既製品にない印鑑を用意しましょう。
印鑑の使い分けはリスク分散の為に必要
まず、印鑑自体が持つリスクについて考えます。
- 落として無くす
- 盗難により無くす
- どこにしまったか忘れて無くす
- 落として割れてしまう
- 似たような印鑑があってどれがどれかわからない
主だったリスクはこういったものです。
落とす、無くすといった場合には普段からの使い方を見直す必要がありますね。
そして、紛失によるリスクは多岐にわたります。
- ローンを組まされる
- 土地を奪われる・買わされる
- 勝手に借金を作られる
- 連帯保証人にされてしまう
- 口座からお金を引き出される
などなど
こうした事から重要な役割を持つ印鑑の扱いが大事になってきます。
ですから、押した印影をなるべく知られないようにする為に「実印」も「銀行印」も分けて作ります。
必要最低限な場面でしか、その印影を晒さない為ですね。
また紛失によるリスクも考えた時に、1本で全てを使いまわしていると全て無くなることになります。
仕事で印鑑を持ち歩いて、無くしてしまったという経験は無いでしょうか。
実印・銀行印は、用が無い限り持ち歩かないものです。
そうした紛失リスクや、盗難リスクを軽減するのも印鑑を種類ごとに使い分ける理由です。
という事は認印は何でも良いのでしょうか?
印鑑は3種類、でも2つでも良いと思う理由
前述の通り、出来るだけリスクを分散させておく方が良いことを解説しました。
本来は3種類を使い分けた方が良いのですが、印鑑を3つも用意するのが難しい場合もあると思います。
その時に、ひとまずお勧めするのが2種類を用意する事です。
ポイント
- 大事な印鑑
- 日常的に使う印鑑
といった使い分けです。
3種類を使い分けるほどではありませんが、普段使いのものと比べた時にかなりリスクを軽減出来ます。
ポイント
大事な印鑑は既製品ではなく、自分用にオーダーしたものを使いましょう。
大事な印鑑を実印・銀行印として扱うわけですが、作りとしては実印的に作っておいて問題ありません。
フルネームの印鑑は馴染みが無いものですが、既製品に無いあなただけの印鑑になりますので。
普段使いの物は、それこそ100均にあるもので構いません。
つまり、最低限きちんと作って用意する必要があるのは大事な印鑑だけなんですね。
ただし認印の注意点
とはいえ、認印だから効力が無いかと言えばそうでもありません。
紛れもなく、あなたが認めた印を認印と呼びます。
認印だからといって侮ってはいけませんよ。
市区町村が保証するだとか、そうした効力が無いだけです。
余裕があればきちんと3種類を分けて印鑑を作る事をお勧めします。
まとめ
以上が、印鑑が3種類を使い分ける理由でした。
再度まとめておきます。
印鑑を種類ごとに使い分けるまとめ
- 印鑑は実印・銀行印・認印の3種類がある
- 目的に応じて使い、やたら使いまわさない
- 紛失のリスクも考え、必要な時にだけ使う
- 3つ用意が難しければ大事な印鑑だけ作る
以上となります。
もしこれを読んだあなたが、大事な印鑑を持っていなかったらまずは一つ持つことをお勧めします。
比較的最近はすぐに印鑑を作れますから安心ですね。
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